第1回 HOUSE DESIGN AWARD 2026テーマ『自邸』— 課題は、あなた自身だ
規定敷地 198㎡ / 第一種中高層
建蔽60% ・ 容積200%
自邸 外観パース
継 / TSUGI ― 時代に引き継ぐ自邸

一人で積み上げたものが、自分の消滅とともに失われる。それを、家を“継承装置”として設計することで解く。

その図面は、誰の人生を変えるのか。— 自邸という、いちばん自由で、いちばん怖い設計。

01 ── 問い都市の狭小地。施主は一人で事業と技術を積み上げてきたが、その蓄積は本人の代で途切れ、住まいも世代が変われば壊される。“自分が消えると、積み上げたものも家も失われる”——その不安が、この自邸の出発点だ。
02 ── 図面の解敷地に最初から立つ既存のアカシアを“最初の住人”として保存し、家を木に開いて囲う L 字配置とする。土間・縁側・中庭、そして木の幹を正面に切り取る“継承の定点窓”が、世代をまたいで同じ木を見続ける視点を固定する。可変平面は子・弟子・他人へと用途を変えて住み継げ、焼杉の躯体は経年で深まり、スクリューパイル基礎は更新・移設を容易にする。屋根の太陽光と V2H が、災害時もこの家だけは灯りを継ぐ。
03 ── 変わる暮らし家が“終わる器”から“継ぐ装置”へ変わる。木が世代の定点になり、住み手が変わっても物語は途切れない。設計から確認申請相当書類・省エネ・構造適合までを一人の作家が BIM(bim.house) で一気通貫に起こせること自体が、“図面が個人の人生と時代を継ぐ”という本賞テーマへの回答になる。
配置図兼1階平面図 S=1:100
配置図兼1階平面図 S=1:100
2階平面図 S=1:100
2階平面図 S=1:100
南立面図 S=1:100
南立面図 S=1:100
西立面図 S=1:100
西立面図 S=1:100
断面図 S=1:100
断面図 S=1:100
矩計図 S=1:20
矩計図 S=1:20
設計者(一級建築士)______ 登録番号 ____ / 企画・建築主 ____ 法規 houki-engine 実計算: 建蔽29.8%適・容積59.7%適・斜線適・採光換気適・UA0.24適・構造適 / 概算 約9460万円(延床118.2㎡) / bim.house